のんたいとる
特になにかあった訳ではないのだけれど。
繰り返す日々が心を少しづつ殺していく。
味覚が無くなった訳でも眠れなくなった訳でもなく、ちょっとづつ心が麻痺していく。
ずっと眠っていたい。何もしたくない。
感動する。ということがもはやよく分からなくなった。
もともと、綺麗なモノが好きだった。
はずなのだけど、もはや何が美しいかもよく分からない。
私にとってもはや生きることとはただの緩やかな自殺になったのかもしれない。
歳を負う毎に少しづつ心を縛る鎖は増えていく。
歳を追う毎に少しづつ感性が鈍っていく。
たぶんこれは所謂冬季うつだとか、就職活動への憂鬱だとかそんなものなのだけれど。
それでも最早望むものなど有りはしない。
自分が何をしたいか分からない。
自分が誰か分からない。
私を示す行動規程は何処にあるの。